H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は、地元スウェーデンのリセールプラットフォーム、セルピー(SELLPY)の株式70%程度を1300万ドル(約13億円)で買収した。今後さらに600万ドル(約6億3600万円)を投資し、持ち分を74%まで増やすという。H&Mは2015年に500万ドル(約5億3000万円)を投じてセルピーの少数株主となっており、19年4月には傘下の「アンド アザー ストーリーズ(& OTHER STORIES)」がセルピーと提携して自社ブランドの中古品販売に乗り出していた。
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はロサンゼルスにあるバッグ販売会社「マイ・アザー・バッグ(MY OTHER BAG)」が同ブランドのモノグラムトートをキャンバスバッグにプリントした行為が商標侵害だと主張する一連の訴訟について、2016年12月に下された二審の判決を不服としてアメリカ合衆国最高裁判所に上告した。
リアーナ(Rihanna)がプロデュースする「フェンティ フォー スタンス(FENTY FOR STANCE)」の最新作に、リアーナのアイコニックなスタイルを落とし込んだ靴下コレクションが登場した。「スタンス(STANCE)」はカリフォルニア発のソックスブランドで、過去のコラボレーションでは、芸者にインスパイアされた靴下などもプロデュースしていた。
“アイコニック ルック”と名付けられたこのコレクションは“リアーナ ミュージックボックス”と“リアーナ アワード ショー”の2種類。“リアーナ ミュージック ボックス”は、ドレーク(DRAKE)がフィーチャリングした「Work」と「Pour It Up」のミュージックビデオからピックアップした、2つのスタイルを落とし込んだ靴下のセットボックスとなっている。
同カンファレンスに登壇した英「ワイアード(WIRED)」編集長のグレッグ・ウィリアムズ(Greg Williams)は、「アフリカ経済がこの先50年は好調が続くといわれている理由は、人口の推移が関係している」と述べた。2000年に9億2000万人だった人口は、現在12億人と世界の約18%を占めるまでに増えた。国際連合の「World Population Prospects 2018」によると、日本を筆頭に人口が減り続ける先進国に対して、アフリカは25年に14億人、50年には25億人となる見通しで、世界全体の4分の1を占めるまでに拡大すると予測されている。さらに、25年の時点で総人口の60%が25歳以下、若年労働力(15~34歳)の割合は35%(日本は19%)となり、人口と労働力の増加によってさらなる経済成長が期待されているのだ。
アフリカが未知の可能性に満ちた市場であることは確かだが、課題はまだまだ山積みだ。南アフリカ出身で、ケープタウンにセレクトショップ「マーチャンツ・オン・ロング(Merchants On Long)」を10年前にオープンさせたハネリ・ルパート(Hanneli Rupert)は、アフリカ発のファッションがグローバルに進出するためには“教育”が必要だと熱く語った。彼女によると、アフリカ55カ国にファッションを専門とする学校はわずか5校しかないという。南アフリカを中心に、アフリカ諸国のデザイナーや生産者と長く仕事を共にする彼女は、「クラフツマンシップとその質は世界に十分通用するレベル。しかし服作りとファッションが結びついておらず、ブランドの世界観を創造する能力は大きく欠けており、教育が不可欠だ」と説明する。