「ルイ・ヴィトン」のパロディーブランド訴訟 最高裁へ

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はロサンゼルスにあるバッグ販売会社「マイ・アザー・バッグ(MY OTHER BAG)」が同ブランドのモノグラムトートをキャンバスバッグにプリントした行為が商標侵害だと主張する一連の訴訟について、2016年12月に下された二審の判決を不服としてアメリカ合衆国最高裁判所に上告した。

「ルイ・ヴィトン」は、「マイ・アザー・バッグ」が「パロディーの域を超え、『ルイ・ヴィトン』の商標を希釈している」と主張して、14年に告訴。16年1月の一審判決でも、同年12月の二審判決でも同社の訴えは認められず、上告に踏み切った。

アメリカの商標法では、「消費者の混同」を招かない限り、パロディーの一環として商標の複製が認められているが、どこまでがパロディーでどこからが商標権の侵害なのかは条文中に明記されているわけではない。そのため、米国憲法修正第1条の表現の自由がどこまで認められるかがしばしば争点となる。本件訴訟も消費者の混同を招く恐れはなく、パロディーの範囲とみなされて訴えが棄却された。これに対して「ルイ・ヴィトン」はパロディーの域を超え、有名な同ブランドの商標に「タダ乗り」していると主張している。

知的財産に精通しているジェド・ファーディナン(Jed Ferdinand)弁護士は、「ルイ・ヴィトン」の心情に理解を示しつつも、本判決は妥当だとみている。また、最高裁は国にとって重要とみなされた事案のみを取り扱うため、本件は最高裁で審議される可能性は限りなく少ないと予想している。一方で、こうした訴訟を提起することで、「ルイ・ヴィトン」が商標侵害等に対して強気な姿勢をとるというメッセージを発信していく狙いがあるのではないかと分析する。

リアーナのアイコニックなスタイルが靴下に

リアーナ(Rihanna)がプロデュースする「フェンティ フォー スタンス(FENTY FOR STANCE)」の最新作に、リアーナのアイコニックなスタイルを落とし込んだ靴下コレクションが登場した。「スタンス(STANCE)」はカリフォルニア発のソックスブランドで、過去のコラボレーションでは、芸者にインスパイアされた靴下などもプロデュースしていた。

“アイコニック ルック”と名付けられたこのコレクションは“リアーナ ミュージックボックス”と“リアーナ アワード ショー”の2種類。“リアーナ ミュージック ボックス”は、ドレーク(DRAKE)がフィーチャリングした「Work」と「Pour It Up」のミュージックビデオからピックアップした、2つのスタイルを落とし込んだ靴下のセットボックスとなっている。

“リアーナ アワード ショーボックス”は2014年のCFDAアワードで着用した「アダム セルマン(ADAM SELMAN)」のスワロフスキーのドレスと、15年のメットガラで披露し、ネットでピザとコラージュされ話題になった「グオ ペイ(GUO PEI)」のガウンのデザインのソックス、2足が入っている。それぞれのボックスは「スタンス」公式ECサイトで5619円で、日本への配送もしているが、売り切れとなっている。

なお、「フェンティ プーマ バイ リアーナ(FENTY PUMA BY RIHANNA)」は過去2シーズンはパリでコレクションを発表したが、次のコレクションは9月のニューヨーク・ファッション・ウイークで発表予定だ。

伊発欧州ストリートシーンの開拓者、スラムジャムが説く現在のストリートシーン

1989年にルカ・ベニーニ(Luca Benini)が創業したスラムジャム(SLAM JAM)は、ミラノなどイタリアのファッションシーンの中心地から離れた古都フェラーラを拠点としながらも、ヨーロッパ全体におけるストリートシーンを底上げし導いてきた。日本ではあまりなじみがないかもしれないが、彼らはディストリビューターとしていち早く「ステューシー(STUSSY)」や「カーハート WIP(CARHARTT WIP)」をイタリアで取り扱い、「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」や「ビズビム(VISVIM)」といった日本のブランドをヨーロッパに広めた立役者だ。リテーラーとしても実店舗をオープンし、「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」とスポーツメーカー「ナパピリ(NAPAPIJRI)」のコラボライン“ナパビリ マーティン ローズ”を仕掛け、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の“レッドレーベル(RED LABEL)”をディレクションするなど、創業当初から現在に至るまでストリートシーンをけん引する存在として君臨してきた。

創業から30年、スラムジャムがスラムジャムとして常にあり続けられた理由とはーー東京での初のポップアップストアに合わせて来日した主要メンバーのカルロ・ティネッリ(Carlo Tinelli)=マーケティング・ディレクターとルカ・フェラーリ(Luca Ferrari)=セールス・ディレクターの2人に、リテールを始めたきっかけや、熱狂を生んだ「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカー、「リスペクトする」と話す日本のブランド、そして思い描く青写真まで話を聞いた。

30年前にディストリビューションからビジネスをスタートしましたが、リテーラーとして事業を拡大することになったきっかけは?

いろいろな店舗に卸すディストリビューションでの成功から、自然とリテールを手掛けるようになったんだ。ディストリビューションとリテールは全く違うビジネス形態だから、2つのチームを作って、焦らず失敗しないように慎重に進めた。僕らはクリエイターではなく、DJのようにブランドをセレクトをすることが仕事だったからね。その結果、最初の店舗を2006年にフェラーラにオープンするまで長い時間がかかったんだ。ただこれも実験的な店舗で、ミラノの旗艦店をオープンするまでさらに10年を要した。オリジナルブランドはないけど、ディストリビューションに関しては今もやっているし、実店舗もeコマースもある。ブランドのビジネスパートナーとしてはなんでもそろっている存在になったと思っているよ。

リテーラーとしての店舗展開はフェラーラとミラノだけですが、なぜ?

今は事業としてeコマースに最も力を注ぎたくて、「国外に店舗を開くこと=事業を成長させること」ではないと思っているから、フェラーラとミラノ以外での展開は考えていない。フェラーラはeコマースで扱っている商品を手に取ることができる場所としてオープンしたんだけど、今までの店舗の概念とは全く違う新しいコンセプトにしたくて、本社に隣接させたんだ。訪れた人たちはスラムジャムで扱っている商品と、オフィスで働く社員をガラス越しに見ることができる。商品を売る方法として面白いのはもちろん、スラムジャムが何をしている会社で、どういう人たちが働いているかをクリアにしたくてね。

それでは東京で初となるポップアップストアを決めた理由を教えてください。

ルカ:eコマースに力を入れていると言ったけど、やっぱり実店舗の存在意義というのは大きいんだ。

ルカのいう通り、今の時代はeコマースがあるからこそ、実際に手に取って触って着てもらうことが重要になってきている。スラムジャムの店舗がない都市で暫定的な再現でもいいから、ビジネスとコミュニティーを構築するための方法としてショッピング体験を提供したかった。だからビジネスとコミュニティーの両面のバランスを考えて、ニューヨークとパリ、そして東京での開催を決めたんだ。この3都市はスラムジャムのDNAに沿っているし、特にアメリカと日本をはじめとした東アジアはeコマースで一番大きい市場で、SNSでのファンも多い。認知度を高める上でもポップアップストアはかなり有益だからね。

デザインコンセプトは?

スラムジャムらしい機能的でクリーンなイメージの買い物がしやすい空間さ。

ルカ:ニューヨーク、パリ、東京のそれぞれの都市に合うように、スラムジャムのクリエイティブチームが特別に設計したんだ。

5日間の期間中、「アディダス(ADIDAS)」や「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」「ヴァンズ(VANS)」などさまざまなブランドとのコラボアイテムを日替わりで発売していましたが、この狙いは?

全てを同時に見せてしまうと一つ一つのアイテムが注目されないし、会場を訪れるたびにいろいろな表情を見せられるから。何が発売されるかを楽しみに訪れてくれるだろう?

メガネスーパーのビジョナリーHDが出店攻勢 伊勢丹、阪急などに売り場

メガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスは、子会社であるヴィジョナイズやメガネスーパーなどのグループ企業と連携し、2月20日にオープンする伊勢丹新宿本店本館1階のサングラスコーナーを皮切りに、東京と大阪の主要百貨店5店舗に眼鏡・サングラス売り場を出店する。

昨年8月、「トムフォード アイウエア(TOM FORD EYEWEAR)」や「モンクレール Tシャツ コピー ルネット(MONCLER LUNETTES)」などを手掛けるイタリアの大手眼鏡メーカー、マルコリンの日本総代理店であるヴィジョナイズの全株式を取得して子会社化したことをきっかけに、事業を拡大している。

伊勢丹新宿本店に続きオープンするのは、阪急うめだ本店1階サングラス売場(オープン日は2月27日)、阪急メンズ大阪地下1階(同3月6日)、伊勢丹新宿本店メンズ館1階(ヴィジョナイズの直営店アイスタイルのリニューアルオープン、同3月16日)、三越恵比寿店1階(アイスタイルの新規オープン、同3月27日)。

星﨑尚彦ビジョナリーホールディングス社長は「当グループの従来の強みであるアイケアサービスに加え、ヴィジョナイズが持つファッションに強いブランド力を融合し相乗効果を発揮する。販路を百貨店に拡大できたことは大きい。今後もグループの総力を結集して新規出店や業態開発に取り組みたい」と話した。

中村獅童による新たな「女殺油地獄」 リアルを追求し「夢の世界ではなく現実を見せる」

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、イタリアのファッションブランド「フィオルッチ(FIORUCCI)」とのコラボコレクションを5月10日に発売する。東京・原宿のアディダス オリジナルス フラッグシッフプ ストア トウキョウと「アディダス」公式オンラインストアで取り扱う。

「フィオルッチ」は2017年に復活してからミレニアル世代のファッショニスタやインフルエンサーの間で再び注目を浴びているブランドだ。「アディダス オリジナルス」と「フィオルッチ(FIORUCCI)」は、2019年2月に初めてコラボレーションを実現し反響を呼んだ。第2弾となる今回は「アディダス オリジナルス」のタイムレスで象徴的なシルエットに、「フィオルッチ」のアイコニックで陽気な雰囲気のグラフィックを融合。夏のリゾートウエアから着想を得た同コレクションではサンダル(6490円)やスイムウエア(7690円)など全14アイテムを展開する。

スポーティーなバイザー(3990円)は、レッドとホワイトのコントラストが映えるカラーを採用。「アディダス」で人気のある“ファルコン(FALCON)”シリーズは「フィオルッチ」色に夏らしくアレンジした。全てのアイテムに両ブランドの象徴的なロゴやグラフィックを施している。

発売初日の5月10日には、ローンチパーティー(ナイロン ジャパンがサポート)をアディダス オリジナルス フラッグシッフプ ストア トウキョウで開催する。

群雄割拠の東京ストリートシーンに参戦 喜覚崚介が新ブランド「アダンス」を立ち上げた想いを語る

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターにヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が就任し、「シュプリーム(SUPREME)」のアイテムが連日高価格で転売され、メゾンブランドが軒並みスニーカー事業に参入しているように、今世界のファッションシーンは“ストリート”というワード無しに語れない。それは東京も同じで、「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」はもちろん、「ダブレット(DOUBLET)」や「ブラックアイパッチ(BLACKEYEPATCH)」「ヘルレイザー(HELLRAZOR)」といった新世代も台頭している。

この群雄割拠の東京ストリートシーンに名乗りを上げたのが、喜覚崚介(きかくりょうすけ)による「アダンス(ADANS)」だ。「アダンス」は、東京の空気感とトレンドのストリートをうまくミックスしたデザインで、立ち上がり前から一部で話題だった。喜覚ディレクターに、ブランドを立ち上げた狙いからストリートウエアの興隆まで話を聞いた。

自身の会社とブランドを設立した理由を教えてください。

もともと学生時代から社長になるのが目標だったんです。というのも会社に所属していると、ディレクターやデザイナーであっても社員の1人であることに変わらない。結局どんな肩書きでモノを作っても、自分に権利がない限り自分のモノにはならない。だから自分で会社とブランドを立ち上げました。

なぜこのタイミングで?

シンプルに、今自分が得意なジャンルが流行っているからです。このブームはいつ終わるかわからないし、同じようなブランドが出てくる前に立ち上げたのが理由ですね。

それでは、新ブランド名の由来を教えてください。

「アダンス」は“DANCE”が由来で、踊ってるくらいユルい気持ちで、世間やメディアに踊らされている人々を皮肉るという意味を込めています。“DANS”の前の“A”は、単純に自分が一番好きなアルファベットだからつけました。それに今の時代、ウェブでブランド検索をした時に上に来やすいというのもあります。

ブランドコンセプトとファーストシーズンのテーマは?

コンセプトは、“なにかに踊らされず、自ら踊るための服”。踊らされている人々に疑問を投げかけ、面白おかしいものを作っていくイメージです。シーズンテーマは、社会問題やみんながぼんやり気にしていることにしていくつもりで、今回は“Internet Friends”にしました。うわべだけのネットでの馴れ合いだったり、ネットがもはや友達だったり、「“Internet Friends”はすぐに消えていくよ」という風刺を込めています。iPhoneのアプリをモチーフとしたラバーワッペンを胸元にあしらったTシャツや、“Internet Friends”の文字をバックプリントしたフーディー、セットアップのパジャマ、デニム、キャップ、ベルト、サコッシュ、ネックレスまで、型数は小物を含めると約20型です。今着ているTシャツの“ADANS”ロゴのカラーリングは、“NINTENDO64”のアイコンの配色を参考にするなど、遊び心を大事にしています。

Tシャツが7500〜1万円、フーディーが1万8000円、小物が7000〜2万8000円です。実は、「2次流通でどれだけ価格が上がるか」を楽しみにしています。今は価格を高くすればブランドの価値が上がるわけではない時代。ファンがどれくらいの価格で2次流通市場で取り引きしているかでブランドの真の価値がわかります。販売価格より上がっていたら、ブランドの価値も上がっているということなのでうれしいです。

好きだというスニーカーは作らなかった?

ダッドスニーカーやチャンキースニーカーと呼ばれるシルエットがぼってりしたスニーカーが流行っていますが、実際に作るのは難しいので作りませんでした。もし作るなら、ハイテクスニーカーですね。ただ、ラフ・シモンズ(Raf Simons)をはじめとした先駆者たちが作ってきたスニーカーが好きすぎて、作ってもどこか似たようなデザインになってしまう気がして。リスペクトがある分、恐れ多くてその世界に踏み入れられないです。

もしスニーカーを作るならどのブランドと組みたい?

「ナイキ(NIKE)」です。“エア マックス 95(AIR MAX 95)”が好きな、“95 LOVER”なので。

メーンターゲットは?

具体的な年齢や性別は設定していませんが、あえて言うならメンズの全世代です。着飾ったファッションからは卒業したいけど、普通の格好はしたくない人たちに向けていて、色のトーンもグラフィックの入れ方も抑え、街になじみながらも違和感がある感じです。ただ女性も着やすいように、ピンクカラーのアイテムなども用意しています。

初年度の売り上げ目標は?

売り上げについては特に考えていません。死ぬ気でやるのも大事だと思いますが、ストレスなく、楽しくできるかどうかは服に表れると思っているので。売り場は、まずはオンラインストアを開いて、その後セレクトショップに卸していきたいです。「シュプリーム」のように、全国的に卸はしていないけど、本当にかっこいい店にはプロモーションの意味で卸している、あのイメージですね。いつかは旗艦店もオープンしたいです。ブランドは世界観がとても大切だと思っていて、「アダンス」もそこで勝負したいーー。だからこそ世界観が伝えられる旗艦店はブランドにとって必要なんです。

先ほど自分の得意分野が流行っているという話がありましたが、ストリートウエアが盛り上がっていることについてはどう思いますか?

世界的にはヴァージルの活躍があり、音楽もヒップホップが中心になっている中、日本はまだまだ。デザイナーにしても、ラッパーにしても、スタイルアイコンにしても、スターがいない。だからこそ、盛り上がる余地があるんじゃないかなと思っています。

ヴァージルのようにブランド以上にデザイナーが注目されることについては?

本当にいい傾向だと思っています。今までは組織が力を持っていたので、デザイナーの力でブランドが有名になれば、そのデザイナーがブランドを去っても変わっても売れ続ける時代でした。でも今はデザイナー個人にファンがつく時代だから、デザイナーが移った先にファンが付いていくのが普通になってきている。作り手が使い捨てされず、個人にファンがつく時代になったと思います。

コラボがブランドを拡大する上で重要になっていますが?

ブランドの価値は上がり、認知も広がるので重要だと思います。ヴァージルは「ナイキ」のようなプロダクト重視のインターナショナルなブランドから、ボーイズ・ノイズ(Boys Noize)みたいなインディペンデントなアーティストまでコラボしてるじゃないですか。あの“好きだからコラボする”姿勢は憧れますね。

ブランドとしての5年後、10年後の目標は?

小学生の頃からアメリカの音楽を聴いて育って、エンターテインメントに憧れがあるので、ニューヨークコレクションに出たいですね。ただ、ファッションショーというよりもエンターテインメントショーをやりたいです。ライブのようにみんなの心が動くようなショーをやりたいですね。

成長続けるアフリカのファッションは世界に通用するのか? 現地で感じた可能性

米コンデナスト(CONDENAST)が主催する、世界のラグジュアリーおよびファッション市場について検証するカンファレンスが南アフリカのケープタウンで4月10〜11日の2日間開かれた。同カンファレンスはファッションジャーナリストのスージー・メンケス(Suzy Menkes)がホストを務め、各国のクリエイターや創業者、イノベーターをゲストに迎えてスピーチやトークセッションが繰り広げられる年に1度の催しだ。参加費用は約70万円と高額だが、主にアフリカ、ヨーロッパ、アメリカから訪れた業界関係者で満席だった。カンファレンスは、グッチ(GUCCI)社長兼最高経営責任者(CEO)のマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)とシークレットゲストのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)によるトークセッションでスタート。2日間で41人が登壇し、目覚ましい経済成長を見せるアフリカ市場の未来についてさまざまな視点から語られた。

アフリカといえば内戦やエイズ、貧困、差別などの深刻な社会問題を抱えるエリアというイメージが先行しがちだ。しかし2000年以降アフリカ経済は急成長を続けており、新たな巨大市場として世界から注目されている。また、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)やカニエ・ウェスト(Kanye West)といった、アフリカ系アメリカ人のブラックコミュニティーがラグジュアリーファッションの市場で影響力を増している。さまざまなジャンルの垣根を超えてつながる彼らの強いコミュニティー形成力は、アフリカ市場が成長する要因の一つでもあるだろう。

同カンファレンスに登壇した英「ワイアード(WIRED)」編集長のグレッグ・ウィリアムズ(Greg Williams)は、「アフリカ経済がこの先50年は好調が続くといわれている理由は、人口の推移が関係している」と述べた。2000年に9億2000万人だった人口は、現在12億人と世界の約18%を占めるまでに増えた。国際連合の「World Population Prospects 2018」によると、日本を筆頭に人口が減り続ける先進国に対して、アフリカは25年に14億人、50年には25億人となる見通しで、世界全体の4分の1を占めるまでに拡大すると予測されている。さらに、25年の時点で総人口の60%が25歳以下、若年労働力(15~34歳)の割合は35%(日本は19%)となり、人口と労働力の増加によってさらなる経済成長が期待されているのだ。

2000年以降、低所得者層・中間層の所得水準が上がり、GDPなどの経済指標も堅調に推移している。特に富裕層はすさまじい伸び率で成長を続ける。アフラシア銀行が発表した「Africa Wealth Report 2018」によると、資産1億円以上を有する富裕層は24年までに53%増加し、33億円以上を有する超富裕層は59%増加すると予測。他の地域と比べると、同期間にアジアが48%、欧米が25%となっており、アフリカの伸び率は最も高い。富裕層の増加は、ラグジュアリーファッションの市場にも影響している。2000年以降、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「グッチ」がモロッコや南アフリカに出店し、その後「H&M」や「ザラ(ZARA)」などのファストファッションも進出してアフリカ市場を開拓している。ケープタウンのショッピングモールにも上記のようなブランドが軒を連ねていた。

アフリカが未知の可能性に満ちた市場であることは確かだが、課題はまだまだ山積みだ。南アフリカ出身で、ケープタウンにセレクトショップ「マーチャンツ・オン・ロング(Merchants On Long)」を10年前にオープンさせたハネリ・ルパート(Hanneli Rupert)は、アフリカ発のファッションがグローバルに進出するためには“教育”が必要だと熱く語った。彼女によると、アフリカ55カ国にファッションを専門とする学校はわずか5校しかないという。南アフリカを中心に、アフリカ諸国のデザイナーや生産者と長く仕事を共にする彼女は、「クラフツマンシップとその質は世界に十分通用するレベル。しかし服作りとファッションが結びついておらず、ブランドの世界観を創造する能力は大きく欠けており、教育が不可欠だ」と説明する。

この意見に賛同するのは、伊ローマのファッション専門学校で、現在「グッチ」を率いるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)も通っていた「アカデミア コスチューム & モーダ(ACCADEMIA COSTUME & MODA)」のルポ・ランザーラ(Lupo Lanzara)副会長だ。「イタリアとアフリカには長い歴史と独自の文化があり、“未来のラグジュアリー”を担う貴重な遺産を有している。ただそれをファッションに落とし込む力を養うには、教育が必要だ。コスチュームとファッションは大きく異なる。ファッションは自身を表現する手段であり、時代を映す鏡、そして人々に夢を与えるものだ。ただ着飾るのを楽しむだけではないことを指導しなければ、これまで培われてきた歴史や文化がファッションの中で輝けないだろう」。

ファッション雑誌が出回るようになったのは約15年前からといい、インターネットの普及も遅れをとるアフリカではファッションという分野自体が発展途上だ。しかし今後は教育やインターネットが広がれば若い世代がファッションに憧れを抱く機会も増え、彼らが夢を与える側の立場になる未来も遠くはない。すでに19年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」ファイナリストに名を連ねている南アフリカ出身の25歳、テべ・マググ(Thebe Magugu)らをはじめ、アフリカ発の新たな才能が芽吹き始めている。

ビームス ジャパン開業、匠の逸品からサブカルまで提案! 「ヴァンズ」「タイメックス」トリプルコラボなどに大行列

ビームス(BEAMS)は4月28日、新宿三丁目に”匠からサブカルチャーまで”をコンセプトに掲げる「ビームス ジャパン」をオープンした。雨が降る中、ワンブロック先の「IDC大塚家具」横まで行列ができたため、11時の開店時間を前倒して開店した。

特に人気だったのは、ビームスが得意とするコラボアイテムで、一つは、「ヴァンズ(VANS)×サスクワァッチファブリックス(SASQUATCHFABRIX)×ビームス」のトリプルコラボ・スニーカーとTシャツだった。ストリートスタイルの若者からリラックスカジュアルの50代、スーツ姿のサラリーマンらが目立った。もう一つは「タイメックス(TIMES)×エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)×ビームス ボーイ(BEAMS BOY)」のトリプルコラボによる腕時計で、幅広い層の男女が列をなしていた。

さらに、5階Bギャラリーで開催されたロック歌手・ギタリスト・音楽プロデューサーの浅井健一の個展「FRED & SUSAN」(6月7日まで)は、5年ぶりということもあり、原画や作品集などに老若男女が殺到。また、4階の「トーキョーカルチャート by ビームス」では、人気イケメン・イラストレーターとして知られる「パントビスコ」のZINEに行列ができ、当日発売分の120冊が昼には完売。カルチャーの奥深さを見せつけた。

また、ビームス ジャパンは放送作家で脚本家で「くまモン」のプロデューサーである小山薫堂がアドバイザーを務めている縁もあり、「くまモンチャリティーTシャツ」も販売。ビームスでも人気のキャラクター「ワンダフルベア」(by The Wonderful! design works.)が「くまモン」を大切そうに胸に抱えたデザインで、熊本・九州の被災地の人々に一日も早く平穏な暮らしが戻るようにと願う想いが広がりを見せていた(販売価格3000円・税込から製作費を除いた全収益を緊急支援団体CIVIC FORCEに寄贈する)。

なお、前夜の内覧パーティでは、民芸を中心とした「フェニカ」による、日本の工芸に特化した新業態「フェニカ スタジオ」も好評だったとのこと。ポップアップイベントを行っている人間国宝・濱田庄司の三男・濱田篤哉のデッドストックや、濱田窯からの厳選作品も注目を集め、特にデッドストックは残りわずかになっている(濱田篤哉陶展は5月6日まで)。

日本版“ストリート系モノの株式市場”が目指す「コミュニティーとCtoCサービスの融合」

スニーカーやストリートウエアの人気が拡大し、即完売するアイテムも増える中、ヤフオクやメルカリといった二次流通市場での取り引きが増加している。しかし、従来のリセールサイトでは、異様に高騰した商品価格や、アイテムの真偽が分からないなどの問題が発生していた。米国発のオンライン商品取引所ストックX(StockX)は、取引するアイテムを正規品かどうか鑑定し、真偽の問題を解決。株式市場と同じ仕組みを用いてリアルタイムの商品価格や出来高、過去の販売データを開示し、出品者と購入者を“適正価格”で結び付けている。その「ストックXの日本版」と自らを位置付けるサービスが、2018年11月にローンチしたスニーカー、ストリートウエア特化型の売買サイト「プレマX(PremaX)」だ。「スニーカーやストリートウエアが好きすぎてサービスをローンチした」と語る同サービス運営会社プレマの本橋勇・最高経営責任者(CEO)に、サービスローンチの背景や今後を聞いた。

本橋勇プレマ最高経営責任者:1993年生まれ。2018年1月にプレマを設立し、11月9日にスニーカー、ストリートウエア特化型の売買サイト「プレマX」をローンチ。取材当日に履いていたのは「ナイキ」と「アンダーカバー」のコラボ“リアクト エレメント”。「顔出しすると今後行列に並びづらくなる」という理由から顔出しはNG

「プレマX」をローンチした理由は?

本橋勇プレマCEO(以下、本橋):僕自身、スニーカーやストリートウエアを好きだったことがそもそもの始まりです。大学在学中はスニーカーや「シュプリーム(SUPREME)」の発売情報をツイッターやブログで発信していて、その過程でストックXの存在を知りました。正規品を適正価格で購入できるストックXは僕を含めストリート好きには非常に魅力的だったのですが、日本人が利用するには言語の壁や送料、関税が掛かるなどハードルがありました。そこで、「ストックXの日本版を作ろう」と考え「プレマX」をローンチしました。

サービスの仕組みはストックXを踏襲している?

基本的にはほぼ同じです。「プレマX」の特徴には主に鑑定によって正規品と証明できた新品のみを扱うことや、株式市場のように入札形式で需要と供給に応じて商品の価格が変動し、適正な価格に近付くこと、そして商品の撮影や金額交渉などの手間をかけずに済むことの3つがあります。現在、ストックXとは異なり商品の“株価”の変動のチャートは入れていませんが、購入のデータがある程度溜まったら導入する予定です。

ローンチの際に苦労などはあった?

初期のユーザーの獲得は難しかったですね。とりあえずサービスを出すことも考えたのですが、周りの投資家の方から「それでは人は集まらない」と言われていました。

初期ユーザーはどのようにして獲得した?

「プレマX」のローンチをいろいろな人に知ってもらうために、スニーカー、ストリートウエア好きのコミュニティー内で影響力のあるインフルエンサー探しを起業後すぐに始めました。スニーカーの有名なメディアサイトを運営している方が中心でしたね。実際に会って熱意を伝え、「紹介してくれないか」と相談をしてきました。そのおかげでローンチ前に約5000人の事前登録者が集まり、今も毎日取り引きが行われています。

よく取引されている商品は?

「ナイキ(NIKE)」の“エア ジョーダン(AIR JORDAN)”やヴァージル(・アブロー、Vrigil Abloh)の「THE TEN」はかなり多いですね。あとは「イージー(YEEZY)」。取り引きが多い分、偽物も多く出回っていますが。

スニーカーの鑑定は「まず匂いを嗅ぐ」!?

「アンディフィーテッド」と「ナイキ」のコラボ“エア マックス97”の偽物。正規品の方がシュータンがそっているそう

正規品と鑑定されたものには「プレマX」のタグがつく

「ナイキ」とヴァージル・アブローのコラボプロジェクト「THE TEN」のスニーカー。左が偽物で、右が本物。箱の文字のフォントが少し異なっている

「THE TEN」の中敷き。上が本物

「ナイキ」の商品説明タグ。右が本物。偽物とはフォントがかなり異なる

「アンディフィーテッド」と「ナイキ」のコラボ“エア マックス97”の偽物の中敷き。正規品だと「ナイキ」のスウッシュロゴに「アンディフィーテッド」のロゴが透けて見えるという

「アンディフィーテッド」と「ナイキ」のコラボ“エア マックス97”の偽物。正規品の方がシュータンがそっているそう

商品の鑑定はどのようにして行っている?

僕と2人の鑑定士の方の計3人でチェックしています。ウエアに関しては比較的分かりやすいのですが、スニーカーは外見が巧妙に作られているものも多く、注意が必要です。プロセスとしてはまず匂いを嗅ぎます。驚く人もたまにいますが(笑)、特に革を使っているスニーカーなどは独特の匂いがするんです。その後素材感や中敷き、タグ、箱などの付属品を確認していきます。少しでも怪しい箇所を見つけたら知り合いのスニーカーマニアが買った正規品と比較し、判断します。最近は偽物をあえて購入して研究したり、海外のとあるサイトが有料で販売している真贋鑑定用の情報を購入したりしてデータベースを構築しています。

現在スニーカーとストリートウエアのみを扱っているが、今後商品のバリエーションを増やす可能性はある?

増やします。「プレマX」のユーザーは9割以上が男性ということもあり、今後は男性の間で価格が高騰しやすく、鑑定が必要なものは取り扱う予定です。具体的には時計を想定していて、鑑定士候補の方とも話しています。

中古品は取り扱う?

中古品も視野には入れていますが、状態によって価格が異なり“株式”としては機能しないため、「プレマX」内に別のページを設けてフリマアプリに近い形での提供を考えています。ロサンゼルス発のスニーカー売買アプリ「ゴート(GOAT)」と同じですね。

今後、「プレマX」をどうしていきたい?

CtoCプラットフォームとしてだけでなく、ストリートウエア好きの人々が集まるコミュニティーとしても機能させたいと考えています。そのためにも、今後は「日本で “本物”が“適正価格”で売買できる『プレマX』」というイメージを広めるためにアイテムバリエーションの拡充などを行っていきます。

NulbarichのフロントマンJQが追想する音楽とファッション そして、未来

もともとトラックメーカーとして活動していたJQが結成したバンドNulbarich。2016年に結成すると翌年にはジャミロクワイ(Jamiroquai)の日本公演でサポートアクトを務め、18年にはホンダのTVCMに楽曲「NEW ERA」が起用されるなど、実力は多方面から評価されてきた。さらに同年11月にはJQが「夢だった」と話す日本武道館公演も成功させ、先月にはサードアルバム「Blank Envelope」をリリース。これからの活躍にもますます注目のバンドを代表してフロントマンのJQに、アーティストを志したきっかけからバンド結成の経緯、親しい間柄にあるスタイリストの高橋ラムダについてまで話を聞いた。

まずはアーティストを志した理由から教えてください。

4歳からピアノを習っていて、小学校では吹奏楽部に入ってパーカッションを担当していたりと、幼い頃からシンプルに演奏する側として音楽とは関わりがあったんです。吹奏楽部もたまたまマーチングの強豪校でレベルが高かったので中学校でも続け、パーカッションつながりでバンドでドラムをやったり、いろいろなものを聴きまくる音楽オタクではなかったんですが、演奏するのが好きだったので趣味程度に続けていました。それからヒップホップ周りのカルチャーを知り、専門学校に入って音楽を掘って掘っての毎日で、次第にトラックメーカーと作曲家を目指すようになった感じです。

専門学校では何科に?

別にDJをやりたかったわけでもないのに謎に専門学校のDJ科に入りました(笑)。まぁヒップホップが好きだったし、ラッパーとも出会えたらいいなみたいな。学校ではレコードやヒップホップの歴史といった座学が中心で、トラックメイキングとかは教えてくれなかったんですよ。だから技術的な面はクラブで知り合った先輩のDJに教えてもらったりと、独学なんです。と言っても、トラックを作る上ではサンプリングがメインだったので、技術というよりもどこを使うかを決めるセンスを磨くイメージでした。

トラックメイキングにおいて影響を受けたアーティストは?

DJプレミア(DJ Premier)は“神”って呼んでましたね(笑)。あとはカニエ・ウェスト(Kanye West)やファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、ブラック・アイド・ピーズ(The Black Eyed Peas)のウィル・アイ・アム(will.i.am)、ジャスト・ブレイズ(Just Blaze)、ティンバランド(Timbaland)がわりかし好きです。ファレルは本当に好きで、ザ・ネプチューンズ(The Neptunes)の頃から聴いてました。ジャンルで言えば、90年代ヒップホップや、ジャジーヒップホップ(ジャズとヒップホップの融合ジャンル)が中心です。

プロデューサーと呼ばれる人たちが好きなんですね。

サウンド感というか、誰に歌わせてもその人の色が出る感じがすごいクリエイティブだなっていう憧れがあるんでしょうね。もちろんナズ(Nas)とか普通にラッパーも好きですよ。ナズは単純にリリックセンスがいいというか、いわゆるヒップホップっぽくなさすぎなくて。

話を聞く限りブラックミュージックに大きな影響を受けているようですが、魅力は?

諸説ありますけどジャズもヒップホップもブラックカルチャーごと背負ってるジャンルで、人種を支えた音楽っていう成り立ちやルーツがある。やっぱり男って、洋服でもデッドストックって聞くと買っちゃうみたいにルーツを探りがちじゃないですか。ヒップホップでいうと、オーバーサイズの洋服を着る理由はお金がなくておやじのパンツをはいていたとか、長く着るために大きいサイズを買っていたとか。それが世界的にかっこいいとされて、1つのカルチャーになっていくみたいな流れが単純に好きなんです。音楽とファッションの関連性をはじめ歴史を知れば知るほど愛が生まれ、興味を持たせてくれたのがブラックミュージックだったんです。

その中でラッパーやMCを目指そうとは思わなかったんですか?

ラップは好きですけど僕にとってハードルが高かったし、自分を表現をするにはラップより今のスタイルの方が作品に落とし込みやすいと思ったからですね。

では最近気になっているアーティストがいたら教えてください。

最近メンバーに教えてもらったスリーピースバンドのフィーバー333(THE FEVER 333)です。全然ヒップホップじゃないんですけど、久々に別ジャンルのところで超かっこいいと思いました。今の人たちなの?っていうくらいリンキン・パーク(Linkin Park)とレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)に影響を受けているようなサウンドで、ジェイ・Z(Jay Z)つながりでリンキンを聴いていたからなんか懐かしく感じるんです。

トラックメーカーからNulbarichを結成した経緯は?

トラックメーカーの延長線上でプロデューサーもやるようになって、そこで出会った仲間たちと「こんなバンドができたらいいね」みたいな感じでぼやっとした夢があったんです。それからいろいろな巡り合わせで、僕がプロデューサーじゃなくてバンドのフロントマンとして立つチャンスが到来して、みんなに声をかけたらいい反応があったから結成しました。ただ、みんな僕とは長い付き合いだけど、メンバー同士は全然長くなかったりするので、集まり方的にバンドというよりも“クルー”と考えたほうがしっくりくると思います。

バンドを結成するにあたり、コンセプトなどはなかったんですか?

「集まれる場所がほしいよね」ってところから始まったので、特にないんです。メンバーは本当に好きなジャンルやこだわりが全然違っていて、バラバラだからこそ一人一人がぶつからずにこだわれるんですよ。唯一の共通点は、ブラックミュージックに対してリスペクトがある点。視点や価値観の違う人が集まって、それぞれがいいと思うものがあるからこそ、バラバラにならず、ちょっとずつちょっとずついいものが集まってくる感じですね。ライブでもこれといったルールがなくて、それぞれがセッション的な感覚で自由に演奏をアレンジしてくるんです。ライブはオリジナル音源とは全くの別物レベルで、いい意味でみんなが自己表現をしています。

バンド名の由来は?

相反する言葉で繋がっているワードが好きだったので「Null(無の状態)」「but(しかし)」「Rich(満たされている)」を繋げて造語にしたんです。ネット社会の弊害ですけど、多くの人に届くためには検索に引っかからないとどうしようもないですし。

曲名が他のバンドと被ることについては気にしないのでしょうか?

これに関しては、日本語にしろ英語にしろ共通言語なのでしょうがないと思って割り切っています。

当初はあまり表に出る事なく活動していましたが、どういった意図が?

かっこよく言えば、先入観のない状態で音楽を純粋に聴いてもらいたかったからです。手に取ったときに「あ、こういう人たちが歌ってるんだ」って余計な違和感を生む情報を与えたくなかったんですよ。それに最初に作った曲がうれしい事に想定外に受け入れてもらえたから急ピッチでアルバムを作ることになって、ジャケットをどうするかってなったときに自分たちが載るイメージが湧かなかったんです。これに関しては今でもそうですね。あとはギターが3人いたりとメンバーが大勢で、演奏ごとに編成を変更しているのも関係しています。

まさに先ほどおっしゃっていた“クルー”ですね。

バンドってギターが1人替わるだけで本当に音が変わっちゃうんですよ。ファッションでいうとブランドのデザイナーが変わるようなもの。メンバーがたくさんいることがNulbarichの強みでもありますね。

先日、サードアルバム「Blank Envelope」をリリースしましたが、コンセプトは?

これからの展望だったり、先に向かう何かだったり、自分が描くもの、今感じているものを無心に詰め込んだアルバムっていう感覚で、明確なコンセプトは特にないです。昨年11月に初めて武道館でワンマンライブをやらせてもらったときに、初ライブから2年ちょっとであれだけの人たちが集まってくれたことへの感謝と、これからも続けていかなきゃいけないという思いが生まれたんです。

バンドがいつまで続けられるかはわからないですけど、自分たちがまっすぐに進んだことによって、今これだけの人たちがついてきれくれたという結果を武道館で知ることができた。自分が好きなように音楽を作って、世の中にポーンと落とせるのはすごい幸せなこと。だからこれからも変に考えすぎず、自分たちがいいと思う音楽を世の中に発信していきますって選手宣誓を改めてできた気持ちで、ライブ後に曲を作りまくったんです。それで完成したのが「Blank Envelope」。「余計なものをとっぱらって単純に今できるベストと、自分たちがかっこいいと思うものをできるだけがんばって形にしました。よかったら聴いてください」ってアルバムになったと思っています。

アルバムのアートワークは長場雄さんが描いていますが、長場さんからすればアルバムのコンセプトがない中で描くのは難しかったと思います。印象的なアートワークが生まれたきっかけを教えてください。

イラストレーターとしての魅力がすごいので今回は僕らからお声がけしました。曲が出来上がったフレッシュなうちにアルバムをリリースしたい気持ちが強くて、それを伝えつつ「アルバムのコンセプトがないんですよ」って話をしたら当然「何も浮かばない」って言われて(笑)。それからアートディレクターの前田晃伸さんを交えて、音楽に対する思いや好きなジャンルの話を1時間くらいしゃべってたら“ヒップホップが好き”ってところでリンクしたんです。ヒップホップの何かからインスパイアされたりテイストを掻い摘まんだりして自分たちのものにするサンプリングっていうカルチャーと、一般的にあるものを長場さんらしいポップなものに仕上げる点がなんとなく一致して、ジャケットが決まりました。

長場さんはなんでも一瞬で“長場さんの絵”にしますよね。

それがとにかくすごいと思っていて、一番衝撃だったのが長場さんの描いたスヌーピーなんですけど、スヌーピーってオリジナルが超シンプルで線の数も少ないのに、なぜか長場さんが描くと“長場さんのスヌーピー”になってるんですよ。だから今回も、どんな長場さんのタッチでジャケットが出来上がるんだろうって楽しみにしていたら、まさかの鉛筆画。最初スタッフと一緒に見たときに思わず「これラフですよね?」って聞いたんですけど、「今回は鉛筆でいきたかった」って言われてすぐに納得しました。ペンだと見えない強弱が鉛筆だと見えて、普段の長場さんのタッチからはあまり見られない強弱が感じられたので、僕的にはすごいうれしい収穫でした。スペイン人画家フランシスコ・デ・ゴヤの「黒い絵」シリーズをモチーフにしているんですけど、モチーフの元が見えるけど嫌な気持ちにならずポップさが表現されているところや、思いを形にして世の中に送り出すときに“長場雄”ってフィルターを通すことによっていろいろな人に見てもらえるようにしている感じが、改めて見習いたいと思いましたね。

大のファッション好きとお聞きしましたが、何かエピソードがあれば教えてください。

若い頃は展示会に行くことが憧れだったので、先輩にお願いしてよく「ネクサスセブン(NEXUSVII)」とかの展示会に潜り込ませてもらってた“展示会小僧”でしたね。新作が自分の家に届く喜びを覚えて、案の定借金地獄になってましたけど(笑)。「デラックス(DELUXE)」「ワコマリア(WACKO MARIA)」「サスクワァッチファブリックス(SASQUATCHFABRIX.)」あたりのブランドさんには、“展示会小僧”の頃から仲良くしてもらってます。

日本のブランドがお好きなんですね。

知り合いのブランド、知り合いの知り合いのブランドだったり、近い人の作った洋服を着るのが個人的に好きなんです。仲良くなるとその人の思いが見えてきたりするので。

これまでで気になった海外ブランドはありますか?

一時期、謎に「ジェレミー スコット(JEREMY SCOTT)」が好きで買ってた時期がありましたが、具体的に好きなブランドはあまりないかもしれないですね。でもルックやコレクションの動画を見て、いいなって思ったものをなんとかして手に入れようとするけど手に入れられなかったり、手に入れたけどほとんど着ないで手放したり、ブランドもジャンルも気にせずとりあえず着てみるタイプですね。失敗も含めてチャレンジが好きなんです(笑)。

ステージ衣装にもこだわりがあるとお聞きしました。

ステージで目立つってすごい難しいんですよーー観客の目が行くようにしなきゃいけない。とはいえ、大きくて派手な何かを着れば目立つかっていったらそうじゃないし、照明でも全然変わってしまう。ステージ衣装は街中で目立つのとは全く違う素人には分からない領域なので、ほぼ全てのライブで高橋ラムダさんにスタイリングをお願いしてます。ラムダさんは僕が好きなものを理解してくれているので、選ぶのもスムーズだし刺激的です。

ラムダさんの「R.M ギャング(R.M GANG)」とのコラボのきっかけもスタイリングをお願いしていたからなんですね。

そもそも僕にとってカリスマなんで、引き受けてもらえると思ってなかったんですけど……本当に言ってみるもんだなと。今日もスタイリングを組んでもらいました。

今日はJQさん的にはどこがポイントですか?

ギリギリで決まったんですけど、新鮮なスタイリングなので“NEW JQ”って感じですかね。中にはフィッシングベストを着てます。ちなみに「R.M ギャング」のフィッシングベストは、超大きくてペットボトルでもなんでも入るし、便利でいいですよ。

今気になるスタイルはありますか?

ベルトが絶対見えちゃうくらいトップスが短くて腕が長いシルエットが最近好きですね。あとは、ここ最近ラムダさんにハイウエストでインするスタイリングをしてもらうことが多かったんですけど、自分ではやらないスタイルの中で自分的にしっくりくるポイントが見つかったんで、今年もまた新たな糸口を見つけられればなと思っています。

世界的にはスニーカーブームが顕著ですが。

スニーカーもラムダさんがいろいろと教えてくれました。自分がスケーターだったのもあって、それまでスニーカーといえば「コンバース(CONVERSE)」や「ヴァンズ(VANS)」などのローテクばっかりだったんですけど、「ハイテクも履いてみようぜ」って言われてからはハイテクも履くようになって、「スポンジだな、俺」って思います(笑)。でもやっぱり新しい発見ができるのは楽しいので。

スニーカーはすぐ取り入れられるのがメリットですよね。

最初違和感があったりするんですけど、1週間くらい履き続けるともう戻れなくなったり、トレンドになってるものにとりあえずトライして、それを自分が似合うスタイルになじませることをよくやっていますね。ファッション業界に身を置いているわけではないですし、新しいものがどんどん作られているので「今これが流行っているんだ。せっかくだし着てみよう」って感覚で、わりかし楽に飛び込みがちです。

武道館を終えたときに「このまま止まってしまうと終わっちゃう」って気がしたんで、クオリティや規模感、認知度も含めて、全てにおいてさらなる飛躍が目標ですね。少しでもいいので、去年よりもちゃんと成長することが大事かなと。

ファイブフォックスの新ブランドは「おにぎり」

ファイブフォックスは、これまで「コムサイズム(COMME CA ISM)」内のウィメンズカジュアルウエアのラインだった「オニギリ(ONIGIRI)」を今春から新ブランドとして独立させる。綿や麻などの天然素材を用いたリラックス感のある日常着を提案。コアターゲットは20〜30代の女性だが、一部男女兼用の商品もそろえる。

直営店を3月13日に名古屋駅の地下街にあるユニモールに、4月に銀座のイグジットメルサに開く。従来の「コムサイズム」の店舗はイオンモールなどのショッピングセンターを中心に出店していたが、「オニギリ」単独店では駅近のファッションビルなどへの出店を計画する。店舗面積は約50〜66平方メートル。初年度は5店舗で売上高5億円、3年後には20店舗展開で25億円規模を目指す。

商品は手頃な価格に設定したホームウエアやワンマイルウエア。白、黒、ネイビー、ベージュなどのベーシックカラーを使ったシンプルなデザインだ。看板アイテムは、昭和初期に普及したロングワンピースの “アッパッパ(up a parts)”で、現代風にアレンジしている。一部、Tシャツやパーカなどの男女兼用商品はSS〜LLの5サイズをラインアップする。価格帯はTシャツ1900〜2900円、シャツ4900〜5900円、ボトムス・ドレス6900〜8900円、ニット4900〜6900円、アウター8900〜1万2000円。

直営店舗のオープンに合わせて、雑貨比率を高める。ギフト向けにも提案できるアイコニックなおにぎりマークを入れたバッグやアクセサリーのほか、弁当箱やおにぎりケース、水筒、ペン、ノートなどを扱う。

ブランド名は、日本文化の一つの象徴でもある“おにぎり”にちなみ、手の温もりを感じさせる商品を作りたいという思いが込められている。

インバウンドのお膝元、上海の伊勢丹で売れているのは?

国内の百貨店で、かつての屋台骨であった婦人服の苦戦が続いている。一方で、2019年夏頃から復調したインバウンド(訪日外国人客)を中心に、化粧品やラグジュアリーブランドは好調だ。インバウンドのなかでも特に多いのが中国人客であることは言うまでもないが、それでは彼らの母国である中国での消費は今どうなっているのか。上海随一の商業地、南京西路のショッピングモール、梅龍鎮広場に出店する上海梅龍鎮伊勢丹の18年春夏の商況から探る。

同店の1~6月の売上高は、前年同期比8.1%減。「19年秋に、近隣に競合の商業施設ができたことで客の流れがやや変わった」(平石有志・上海梅龍鎮伊勢丹 売出・企画担当長)。商業過密が進む中、特に婦人服が落ち込んでいる。これを受け、7月以降はハウスカードのポイント優待キャンペーンやカード会員向けイベントなどを強化し、顧客とのより深い関係性の構築を進めている。その結果、8月のカード会員獲得数は前年同月の2倍、カード会員による売上高は6~8月で前年同期比30%増となった。8月単月の全館売上高は前年同月比4%減となり、回復基調にはあるという。

やや苦戦という中にあっても好調なのは、日本と同じく化粧品だ。同店の客層は「97%が中国人の地元客」で、売り上げ全体の約4割を化粧品が占める。「シャネル(CHANEL)」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」などのグローバルブランドが並ぶ1階化粧品売り場の売り上げは、1~6月で前年同期比0.8%増と前年実績を超えた。

強みである化粧品のさらなる強化を目指し、4月末に2階靴売り場をセミセルフ形式の化粧品編集売り場「アイビューティー」に転換し、日本で人気のある「雪肌精」「DHC」などを導入。イメージとして近いのは、三越伊勢丹がルミネなどに出店する化粧品の小型編集売り場「イセタン ミラー メイク&コスメティクス」だ。1階化粧品売り場の客は35歳以上が中心だが、「アイビューティー」では30歳以下を掴んでいる。

「アイビューティー」に先駆け、三越伊勢丹は19年1月に、ショッピングモールの上海大悦城に化粧品の編集小型売り場「イセタンビューティー」を出店している。同売り場の18年1~6月売り上げは同7%増と好調。特に、「トム フォード ビューティ」「イヴ・サンローラン」のリップカラーなどが人気といい、客単価は平日が500~600人民元(約8000~9600円)、週末が300人民元(約4800円)という。

セミセルフの化粧品編集ショップでは、上海にはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下のセフォラ(SEPHORA)があり、梅龍鎮伊勢丹そばにも大型店を出店している。強力なライバルだが、「伊勢丹も日系百貨店として上海で歴史があり、ブランドを集めるという点では難しさはありつつもアドバンテージはある」。今後も「イセタンビューティー」のような小型編集店を、上海以外の都市に出店する計画がある。

PAUL & JOE SISTER×CONVERSEのレア可愛スニーカーで差をつけろ!

ポップからスイートなスタイルまでオールマイティに活躍するCONVERSE。誰もが1足は持っている大定番だからこそ、スペシャルな逸品で差をつけたい!と思うのがオシャレ心ってもの。今回、PAUL & JOE SISTERがブランド上陸5周年を記念して発売するのは、そんなこだわり屋さんのハートを打ち抜くスペシャルなCONVERSEとのコラボレーションスニーカー。

定番のALL STARをアレンジしたPAUL & JOE SISTERのオリジナルモデル“ALL STAR PJS Ⅱ HI ”は、キャンバスのアイボリーカラーをベースに、ソール部分にピンクとブルーのラインを施したデザイン。 また裏地とALL STARのシンボルマークであるスターの部分には5THのオリジナル猫プリントがあしらってありと、PAUL & JOE SISTERらしいキュートなエッセンスがON。 さらに、裏地と同じプリントのシューレースが付属されていて2ウェイで楽しめるから、コーディネートに合わせて使いまわしも自由自在♪

全国のPAUL & JOE SISTERショップにお目見えするのは9月13日(予定)。 その前に、7/24(水)~8/6(火)までの期間、PAUL & JOE 公式オンラインストアにて先行受注会がスタートするので、絶対に手に入れたいという人は、こちらにアクセスするのがおススメ!

スケートボード始めよう!スポパーキッズスケートボードスクール速報

スポパーキッズスケートボードスクールについて
さぁ2020東京オリンピックスケートボード日本代表の選考も始まりましたね。スポパーオープニングイベントにも駆けつけてくれた池慧野巨(いけけやき)くんが選ばれましたね。スケートボードを続けてきてまさかオリンピアンになるなんて誰も想像していなかったのではないでしょうか?そんな池慧野巨くんも最初から上手かったわけじゃないんですよ〜。
未来のオリンピック選手がスポパーから生まれてくれたらなぁ〜なんて思いながら本日もスクールがはじまりました。DAL先生のわかりやすい説明にみんな真剣に耳を傾けています。DAL先生は、とにかくみんなにスケートボードを好きになってもらう為、色々とカリキュラムを考えています。
DAL先生の手にかかれば、こんな段差も楽々降りれるようになりますよ〜。
アドバンスクラスのねごろ先生が教えてくれるキックフリップ講座は子供達にも人気です。ほぼマンツーマンでテクニカルなトリックを教えてくれます。足の抜くタイミングや、抜き方もわかりやすく教えてくれます。
ミニランプクラスのこうじ先生も大人気です。最初は、手を持って降りていた皆んなもいつの間にか一人で降りれるようになりますよ。元気一杯の子供達に先生も圧倒されながら成長の早さに驚いています。こうじ先生は、スケートボードビデオに出るぐらいの凄いスケーターですからね!色々質問してくださいね!
サーフィンもスノーボードもやっちゃうスーパー中学生! BillabongライダーSAKURAちゃんもスクールに参加してます。一生懸命練習して横ノリ全てを極めて頂きたいですね〜。
スポタカ キッズスケートボードスクールに興味をお持ちいただけましたら、先ずはWEBでご予約ください。

バーバリーのウィメンズ新作 -「ベルトバッグ」から、チェック柄シューズ、アクセサリーまで一挙

バーバリー(BURBERRY)は、リカルド・ティッシ手掛ける初シーズン、2019 春夏コレクションの新作を2019年2月27日(水)より順次、全国のバーバリー店舗にて発売する。
「ベルトバッグ」や「TB バッグ」に新作
今季もバッグの新作は盛りだくさん。トレンチをインスピレーションにしたシグネチャー「ベルトバッグ」やリカルド・ティッシが新たに発表した「TB バッグ」の新デザインなど注目の新作をピックアップする。
240,000円+税 ※予定価格
バーバリーのシグネチャー「ベルトバッグ」の新作は、ミニマルながらもエッジィなムード。滑らかなベージュのスムースレザータイプには、赤いハンドルでインパクトを。バーバリーらしい上品さの中に、遊び心を効かせたカラーリングだ。
また、ブラックレザーには、バーバリーの創始者であるトーマス・バーバリーのイニシャル“TB”をエンボスで施した。ちらりと顔を覗かせるライニングの赤とベルトに輝くゴールドがデザインのアクセント。
「TB バッグ」はパステルカラーとチェーンストラップでより女性らしく!
190,000円+税 ※予定価格
「TB バッグ」は、リカルド・ティッシのデザインによるブランドの新たなアイコンバッグ。カーフレザーを使用したボックスタイプのバッグで、バッグにはその名にもある“TB”のモノグラムが配されている。“TB”とは、バーバリーの創始者であるトーマス・バーバリーのイニシャルだ。
新作では、柔らかなパステルカラーを採用し、ゴールドの“TB モノグラム”を合わせてフェミニンかつエレガントに仕上げた。一方で、グラフィックをあしらったモードなアイテムも登場する。
エレガントなパンプス&ブーティ
94,000円+税 ※予定価格
シューズは、クラシックかつエレガントなデザインのラインナップ。ベージュ、ホワイトのカラーリングが印象的なパンプスは、シャープなポインテッドトゥと滑らかな曲線から続くスティレットヒールを採用し、足元から女性らしさを促すようなデザイン。
100,000円+税 ※予定価格
一方、アンクルストラップ付のブーティは、控えめなオープントゥを採用したフォルムに、クラシックなバーバリーチェックの装いで登場する。ストラップ部分に添えられたゴールドのスリースタッズがさり気ないアクセントだ。
ジオメトリックなアクセサリー
56,000円+税 ※予定価格
今季は、ジオメトリックなアクセサリーが豊富。異なるテクスチャーのシルバー、さらにカーフレザーを組み合わせたドロップイヤリングは、馬の蹄をデザインソースとした。イギリス伝統のカルチャーであるホースライディングの要素を、イヤリングにするユニークな切り口がリカルドらしい。存在感抜群のデザインは、パーティーシーンにもデイリーにも活躍してくれる。
31,000円+税 ※予定価格
アクセサリーにも新たなバーバリーのシグネチャーである“TB”を落とし込んだ。モノグラムを繊細に象ったイヤリングは、肌なじみのいいゴールドカラーでラインナップする。
伊勢丹新宿店や阪急うめだ本店で限定ストア
伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ
バーバリーの2019 春夏コレクションにフォーカスした期間限定ストアが、伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージで2019年2月13日(水)から19日(火)まで開催。ロンドンで発表されたランウェイを想わせる内装の店内では、2019 春夏コレクションを国内先行販売する。
また、大阪では、阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11にて2019年2⽉20⽇(⽔)から2⽉26⽇(⽕)まで開催される。なお、阪急うめだ本店では同限定ストア終了後フロアを変えて、3階にて2月27日(水)から6月18日(火)まで限定ストアをオープン。
伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ
伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ
さらに、エストネーション六本木ヒルズ店でも、2019年2月27日(水)から3月12日(火)まで限定ストアを出店し、コレクションの中でも、“洗練”と”リラックス”を表現したアイテムを展開。ウィメンズだけでなく、メンズも含め、幅広いラインナップのアイテムを取り揃える。
続いてアクセサリーストアもオープンへ
阪急うめだ本店では、2019年2月27日(水)から約4か月間の限定ストアを出店するとともに、常設のアクセアリーストアをオープン予定だ。同店は、バーバリー初のアクセサリーストアとなり、レザーバッグをメインに取り扱う。
リカルド・ティッシによる初のキャンペーンビジュアル公開
© Courtesy of Burberry
© Courtesy of Burberry
リカルド・ティッシによる初のキャンペーンビジュアルが公開された。「キングダム」をテーマにした2019 春夏コレクションは、パンクを代表する反骨精神から、洗練されたフォーマリティまで、英国の歴史を語る上で欠かせないスピリッツを幅広く表現している。ビジュアル内では、6人のフォトグラファーが撮影を手掛け、それぞれが新しいバーバリーのイメージを解釈することで、多様性に満ちた今季を映し出した。
詳細
バーバリー 2019 春夏コレクション
発売日:2019年2月27日(水)
取り扱い:国内のバーバリー店舗
期間限定ストア詳細
・伊勢丹新宿店本館 1階=ザ・ステージ
会期:2019年2月13日(水)~19日(火)
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
・阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ11
会期:2月20日(水)~2月26日(火)
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7
・阪急うめだ本店 3階 限定ストア
会期:2月27日(水)~6月18日(火)
・エストネーション 六本木ヒルズ店
会期:2019年2月27日(水)~3月12日(火)
住所:東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズヒルサイド けやき坂コンプレックス 1F・2F
TEL:0120-503-971(11:00~21:00)